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“夢の球宴”といわれるオールスターが今年も行われる。
両リーグそれぞれ32名の選手が出場。
これはシーズン中の一軍登録メンバーよりも多い人数となる。
3試合制ということで、投手の数が増えるのは仕方がないものの、“オールスター”というにはやや多過ぎるように思える。
また交流戦が始まって、セパの対戦があることから、より対決ムードも薄れた感じがする。
以前であれば、セパの対戦はオープン戦、もしくは真剣勝負となれば日本シリーズしかなかった。
日本シリーズに出場できるのは限られた2チーム。
それ以外の対戦を見る楽しみというのがオールスターにあった。
しかし現在はそのありがたみさえない。
組織票によるファン投票の不満は話題になるが、こちらのほうも問題のように思える。

6月に終了する日程となっている交流戦が終わって1ヶ月後にオールスター。
ペナントレースの行方さえ左右する交流戦の真剣勝負が行われた後のお祭り試合。
現状交流戦が2連戦形式となっていることから、各チームのエース級と主軸打者の戦いは十分見られる。
その戦いの記憶がまだ鮮明に残る中の、のんびりムードのゲームを3試合もやる必要があるのだろうか。

NPBの運営資金や選手の年金などを集めなければならないこともあって、失くすわけにはいかないのだろう。
しかし試合数を減らさないでも、いろいろと工夫は出来るはずだ。

たとえば30歳を境に、ベテラン対若手でチームを作ってみる。
仮にメンバーを組んでみると、
P能見T2阿部G3ブランコD4井口M5中村紀DB6梵C7和田D8糸井Bs9内川HDHジョーンズE
P田中E2炭谷L3浅村L4菊池C5松田H6坂本G7中田F8丸C9長谷川HDHバレンティンS
これですべて解決するわけではないが、たとえば菅野対阿部、田中対ジョーンズ、藤浪対鳥谷など同一チームの対決が見られる。
またこの形で編成をすることで、副産物として世代交代が進んでいるかどうかというのもわかって来る。
ファンサービスとしては、この試合のみのユニフォームを売り出したり着用したものはオークションに賭けるのもいい。
なにも毎年この編成でやる必要はなく、その年それぞれ企画を立てていけばいいだろう。

他にも常設化の意向がある日本代表対選抜チームをこの時期に組み込んでもいいだろう。
出身校別の東西対抗という分け方でも、同一チームの対決は実現する。
3試合同じメンバーで球場が変わるだけ。
これではあまりに工夫がないのではないだろうか。


紘野涼=文


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